手を繋ごう―瞳を開いて私を見て―【完】
親父の怒りは、当然だと思った。
メグの言葉の意図も知らずに信じたのは俺で。
流産させたのは、何も気付かずに、傷付けた俺が原因。
公園から病院まで近く、すぐに行けた。
受付で救命センターの場所を聞き、向かえば、遥さん、お袋と親父が居た。
「遥――ッ!!」
俺の後ろから、豊さんが来て、追い抜いて行く。
「…足、速い人だな」
立ち尽くす俺の隣には、仁志が現れた。
仁志に腕を掴まれながら4人の前に行けば、「豊と行って来な」と、遥さんに処置室へ押される。
開いたままの扉の奥には、ベッドに眠るメグ。
メグの言葉の意図も知らずに信じたのは俺で。
流産させたのは、何も気付かずに、傷付けた俺が原因。
公園から病院まで近く、すぐに行けた。
受付で救命センターの場所を聞き、向かえば、遥さん、お袋と親父が居た。
「遥――ッ!!」
俺の後ろから、豊さんが来て、追い抜いて行く。
「…足、速い人だな」
立ち尽くす俺の隣には、仁志が現れた。
仁志に腕を掴まれながら4人の前に行けば、「豊と行って来な」と、遥さんに処置室へ押される。
開いたままの扉の奥には、ベッドに眠るメグ。