僕は、女性恐怖症
『えっ?関係あるの?何で?』

「だってお前、その娘にもう会ってるぞ。しかも、席はお前の隣だ。」

『もう会ってる?というより僕の隣にくるの?何で?』

「お前の隣誰もいないからじゃないか?」

そういわれてみるとこのクラスは女子が一人少ないから席が一つ余る。そして、いまその席は、僕の隣にあった。

(そんなー僕の楽園がー。)

僕は、そう思うと頭をかかえた。

「いいなー、祥司がうらやましいよ。」

貴志は、頭をかかえている僕を無視して話していた。
キーンコーンカーンコーン
その時、チャイムが鳴った。
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