僕は、女性恐怖症
僕と貴志がしゃべっていると、神崎さんが驚いた表情で僕を見ていた。

『あの、どうかいたしましたか?』

僕は、思わず敬語で話していた。

「やっぱり祥ちゃんだったんだね。」

『え?祥ちゃん?てうわ。』

いきなり神崎さんが僕の手を握ってきた。
ゾクゾクゾク………
僕は、全身に鳥肌が立った。

(早く手を離してくれー!!)

「ごめんね祥ちゃん。つい嬉しくて。」

そういうとやっと手を離してくれた。

「おい祥司、おまえ綾乃とどういう関係なんだ?」

『えっと………………………………………………………………………………。』

「もしかして、私のこと覚えてない?」

そういうと神崎さんは悲しそうな顔で僕を見てきた。
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