僕は、女性恐怖症
僕は、先に着いたので入口で待っていた。

「悪いな、遅れちまって。」

貴志が全然悪いと思わないような顔で僕のところに来た。

『いいよ、いつものことだから。』

僕は、ため息をつきながら言った。
そう、貴志と集まるときは、必ず僕の方が先にいるので自然とそういう形になる。

「まあまあ、気にするな。」

『少しは気にしたほうがいいよ。』

僕と貴志は、そんなことを話しながらゲーセンに入って行った。
そして、僕らは、しばらくゲームを満喫していた。
帰る時、貴志が急に真面目な顔をして僕に話しかけた。
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