僕は、女性恐怖症
「ちょっと祥ちゃん!」

いきなり綾乃さんに呼び止められた。

『は、はい何でしょう?』

「行くなら一緒に行こうよ。何で一人で行こうとするの?」

(いや、僕が女の人が怖いから一人で行きたいていうのわかるでしょ。)

僕は、そう思いながらも、

『ごめん、ちょっと考え事していて。』

とごまかしておいた。

「まあいいや、でどこ行くの?」

僕は、先生に言われた事を綾乃さんに説明した。

「じゃあ、この紙に書いてある物を体育館に持って行けばいいんだね。わかった、じゃあ行こう!」

そういって綾乃さんは歩き始めた。
僕は、綾乃さんの後を着いていった。
その途中で中山さんに声をかけられた。

「あれ?大橋君と綾乃どうしたの?」

「真弓!それがね先生に荷物運びを頼まれたのよ。」

(あれ?いつの間にこの二人仲良くなったんだろう?)

僕は、そんな疑問があったけど気にするのはやめておいた。
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