僕は、女性恐怖症
顔を上げると悲しい顔した綾乃さんがいた。

「やっぱり、知っちゃったんだね。」

その顔を見た僕は、正直に答えた。

『うん、保育園に行った時に園長先生に会って教えてもらった。』

「でも、祥ちゃんは何で女性恐怖症になったかは知らないでしょ。」

『うん、知らない。』

「教えてあげる。」

綾乃さんは悲しい顔をしながら話し始めた。
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