僕は、女性恐怖症
「祥ちゃんが女性恐怖症になったのは、麻衣ちゃんのお葬式のときからだよ。」

僕は、綾乃さんの言った意味がわからなかった。

『えっ?どういう意味?』

「祥ちゃんは覚えてないと思うけど麻衣ちゃんのお葬式のとき言ってたんだ。」




『こんなに悲しいならもう僕は、もう誰も好きになりたくない。僕はもう……。』




「すごく小さな声で言ってたよ。多分私にしか聞こえなかったと思うよ。」

僕は、その時を思い出した。
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