僕は、女性恐怖症
僕がしばらく黙っていると急に中山さんが立ち上がった。

「ごめんね。急に迷惑だよね。私先に行ってるね。」

中山さんは、屋上から出ていった。
僕は、屋上の壁を殴った。

(僕は、何をやってるんだ。でも、僕は誰かを好きになる資格はないんだ。僕は………。)

一人残された屋上で僕は、ただ悲しみに暮れていた。
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