夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
「難しいね。人生って」
「…そうだね」
「いつ死んじゃうか分かんないもん」
“死”
生活している中で一番、身近にない言葉。
普段、普通に生活している中で、
『もうすぐ死んじゃうのかな』
なんて思って生活しないし、する人なんていないだろう。
でも、一番身近なのかもしれない。
少し動くだけで、死という言葉はひっついてくる。
例えば、公園に行くからって一歩外に出たら車にはねられた、とか。
本当、怖いよ。
「…ごめんね、こんな暗い話して…。じゃあ、ありがとう」
「…はるー…」
「また、大学でね?」
「…うん」
無理やり、さよならをした。