夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
だから、私は潔【いさぎよ】く離れた方がいいのかな。
…離れたくない。
…離れたく、ないよ…っ!
もう、私…
私は…
「どうしたらいいの…っ!?」
諦めたくはない。
でもそれが彼の幸せなら、と思う自分もいて、
じゃあ私は…?って思う自分もいる。
私の幸せは、どうなの?って。
私の、幸せは―――。
「湊斗の隣にいることに、決まってる…!!」
だけど、
それは“今”の彼の幸せじゃないかもしれない。
“今”の彼の幸せは、もしかしたら間谷さんの隣にいることなのかもしれない。
それなら私は…、
私は…。
「…っ、」
嫌だ。
嫌だ。
嫌だよ…。
だけど…
「生きていたことだけで、もう十分じゃない」
お互いに前へ進むために、
お互いに過去のことは過去にするために、
「…ちゃんと、話そう」
湊斗への想いに、
ちゃんと決着をつける―――。