夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
過去
「…お邪魔、します」
「どうぞ」
異様な光景だな。
あの間谷さんがうちに来ているなんて。
高校時代の私が見たらきっとびっくりするんだろうな。
間谷さんをリビングに通し、飲み物を何も出さない訳にいかないので、
「ねぇ、間谷さん。
コーヒーと紅茶、オレンジジュースとお茶しかないんだけど、何がいいですか?」
「あ…コーヒーで」
「砂糖とミルクは?」
「要らないわ」
…すごいな。
ブラックで飲めるのか…。
私は牛乳入れないと苦すぎて無理。
間谷さん大人だなぁ。
自分には紅茶を入れ、間谷さんの真向かいに座った。