夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
―――だから、
……だから。
「私のことは嫌いでもいいから…」
嘘。
本当は好きでいて欲しい。
「何も私は望まないから…っ」
嘘。
私を愛して欲しい。
「私を見てくれなくてもいいから…っ」
嘘。
…私だけを見ていて欲しいよ。
「何も望まない…。だから…だから…っ
私の傍にいてよぉ…っ!」
私は湊斗に抱き締められた。
4年ぶりの君の胸の中はちょっとやっぱり大きくて。
だけど、
――――4年前と変わらず温かかった。