夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
そう。
全ての“初めて”はここ、周防公園。
「…夏になると、私はいつもここに来てたよ」
学校帰りに雨が降っても、ずっと寄ってた。
―――あなたを、思い出すために。
「…湊斗は違うの?」
私はずっと好きだった。
私はずっと忘れられなかった。
あなたは、
「湊斗は、私のこと忘れてた?」
絶対そんなことないのに聞いてしまう私はバカだと思う。
でもね、あなたの口から聞きたいの。
―――忘れてなかったよって。