夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
「この服、アイツの趣味でしょ?」
「えっ!どうしてわかったの?!」
アイツとは勿論、沖名 湊斗のことだ。
湊斗の一見でごちゃごちゃした彼女。
『何で彼女と一緒なの?』と思うよね。
―――あれからあたしたちは、地味に結構友好を深めていった。
『ねぇ、間谷さん!一緒に買い物とか行かない?』
陽愛や陽愛の友達の憂依ちゃんがあたしを誘ってくれたりして仲良くなった。
……そういう友達がいなかったあたしはすごくうれしかった。
そして今日は、一緒に冬物の服を買いに駅前に来たのだ。
あたしと陽愛は大学が違うから、いつもどこかで待ち合わせる。
「さっ!行こうよ!」
陽愛は太陽のような笑顔を惜しみなくあたしに向ける。
「…うん!」