夏の夜空に星が煌めく【続編更新停滞中】
入院
あたしはある日、実家である間谷医院に来ていた。
理由は院長である父親に呼ばれたから。
あたしは行き慣れた院長室までの道を歩いた。
途中、
『ここから先は関係者以外立ち入り禁止の場所なのですが…』
と看護師に声をかけられた。
『……私、間谷院長の娘の朋香です』
とあたしは言うと、顔を青ざめさせ、
『…っ失礼しました!』
頭を下げられた。
…院長、どれだけ怖がられてるんだ?
と思いながらも、あたしは
『いえ、お気になさらないでください』
といい、先に進んだ。
…一体何の用なのだろうか。
あたし、何もしてないしな。
院長室に辿り着き、ノックをした。