マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「福田………」


コソッと神蔵君が、汗を拭きながら、私の後ろに来ていた。


「―――連右は、簡単には諦めないぞ?ま、頑張れよ」


…………悪魔のアドバイス、ありがとう神蔵君!!


それから幹居君がなんか楽しそうに戻って来たけど、目を合わせる事もせず授業が終わった。


まだ高校生活始まって、たったの半月なのに………



“誰にも言うなよ?”



“連右って呼ばなかったら……キスするから”



私は、とんでもない裏表あり過ぎ男に、気に入られてしまった様です…………


誰か……助けて~~~~~!!
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