マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「―――とまあ、こんな感じだ」


「ツッコミ所、あり過ぎだぞ連右!!」


勇がクワッと言った。


「その1!なぜ本性出すのに壁に押し付ける!!その2!いきなり迫んな!!その3!呼び捨てにしなかったらキスって何だ!?」


……なげ~~~…


「そしてその4!本気でキスしようとしてんじゃねぇよ、ドSが!!」


ツッコミ所を言い終わったのか、勇がゼーゼー息を切らしながら、オレを睨んでいる。


「だってしたくなっちまったんだから、仕方なくね?」


「コラァァァァァァ!!」


今度は、オレが勇の部屋に遊びに来ていた。
< 114 / 424 >

この作品をシェア

pagetop