マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
ハッ………


「えっ?紀……香?い、今、“連右”って呼…んだ………?」


急な事態に、頭が回らない。


オレは混乱パニックで、紀香はカァァァッと赤面レベルアップ。


「決めた!!2人の時だけだよ!?私も連右って呼ぶ。だから………連右は、そのままの自分を私の前だけでも―――…出しててよ」


――――神様。


オレもう、邪な考えで優しくしようなんて考えません。


オレはコイツが優しくして欲しい時に気づいてやれる様、頑張るだけ。


「………ヤバイ」


倉庫の掃除中という事も忘れ、呟く。


「何が…ヤバイの?」
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