マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
ギャアアアア!!


聞かれてはいけない人に、聞かれちゃったよーーー!!


「お前も言うようになったねぇ?」


キレイな顔を“超楽しい”って感じに作りながら、段々私に近づいて来る美少年。


「アワワワ!!近いってば幹っ……」


ハッとした。


「連…連右!!お弁当、早く食べよう!」


持っていたお弁当箱を、サッと出す。


「―――チェッ。幹居君って呼べばキス出来るのに」


そう言って、ストンと床に座ってくれた美少年=………連右。


「今日何?おかずのメニュー」


「えっと、卵焼きとからあげと……」
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