マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「オレ?オレは中3の修学旅行で行ったから1年振り。勇が買った土産館内に忘れて大変だったんだぜ?」


「ああ……神蔵君ならあり得るかも。失礼だけど」


「イヤ、全然失礼じゃないから平気だ」


コラコラ……


「でもまあ、アイツはそこがいいんだよ」


そう言う連右は、優しい顔をしていた。


夏葉も同じ顔するんだよね―――…『女の子』として。


あの2人、上手くいって欲しいなぁ……


「紀香?」


ハッ!私トリップしてたーーー!!


「ごめん連右、ボーーッとして……」


シュンとなり謝ると………


「大丈夫」
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