マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「あ……こ、高校で新しい友達、出来っかなーーー?緊張するぜ!!」


恐らく暗い顔をしていたオレを気遣ってか、勇が更にいやにハイテンションになった。


「小学生か、お前は」


「高校生ですけど!?コラッ」


「精神年齢小3だろーが」


「ムカツクなお前ーーーー!!」


オレは……何度勇の優しさと明るさに助けられたか、分からねぇ。


だけど本人に言ったら調子乗るから、心の中だけにいつも留めている。

(↑言ってやれよ……連右……)


まっ………コイツもちゃんとオレの気持ち、分かってんだろうけどな。
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