マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
せっかく今まで積み上げて来たものを、ガラガラと崩したくは無かった。


紀香は相ケ瀬とつき合うと、決まってない。


…………オレが図書室出てった後、OKの返事してなかったらの話だけど。


少しだけ射している、希望の光に賭けよう。


「よし、よく言った幹居 連右!!」


「それでこそ、我が弟だ」


勇もアニキも頷いてくれた。


明日……きちんと紀香に謝らなきゃな………


相ケ瀬にも、釘刺しとかないと。


またまた何かが起きるとも思わないで、


オレはその日は泊まった勇と、遅くまで明日の事を話していた。
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