マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「アファ……ねみぃ……」


「オイ、福田に謝るのに、アクビなんかしてんじゃねぇ!!」


次の日…勇と一緒に登校したが、寝不足でツライ。


大半の生徒はもう来てたけど、紀香と相ケ瀬はまだ来ていなかった。


まさかやっぱあの後くっついて、待ち合わせとかしてるんじゃ………


冷や汗が流れて、心臓がドクドクし始めた。


「連右、顔青いぞ」


オレは勇の言葉も満足に聞いてなかった。


早く来て欲しい様な、来て欲しくない様な、何とも言えない感覚が襲う。


落ち着かねぇ……


「あっ、連右、福田来たぞ!!」
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