マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
☆すれ違い☆ 《Side -Norika-》
「グズッ…ヒック……どうしよ……やっぱダメだ………」
誰もいない中庭で、私は1人泣いていた。
昨日留雨に告白されているのを連右に見られ、話したくないと言われた。
去って行く連右を追いかける事も出来ずに、私は泣きじゃくった。
何度名前を呼んでも、連右は戻っては来ない。
頭では理解しているのに、心がついていけなかった………
“紀香……大丈夫か?”と心配してくれてる留雨の優しさが痛くて…………
“ごめん留雨……少し考えさせて………”とだけ言い残し、走って帰ってしまった私。
「フェッ……」
誰もいない中庭で、私は1人泣いていた。
昨日留雨に告白されているのを連右に見られ、話したくないと言われた。
去って行く連右を追いかける事も出来ずに、私は泣きじゃくった。
何度名前を呼んでも、連右は戻っては来ない。
頭では理解しているのに、心がついていけなかった………
“紀香……大丈夫か?”と心配してくれてる留雨の優しさが痛くて…………
“ごめん留雨……少し考えさせて………”とだけ言い残し、走って帰ってしまった私。
「フェッ……」