マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「オレはっと………ウゲッ、オレもAなんだけど!!」


勇の名前から視線を下に移すと、同じA組に“幹居 連右”と自分の名前を見つけた。


マジかい………


「何だよ、ウゲッて!!オレと同じクラスなんだから、もっと喜べよ!!」


「イヤイヤ、ムリだから勇君」


「ヒデェーよお前っ!人でなしぃぃぃ!!」


とか言いつつ、結構……勇と同じクラスは、嬉しかったりするんだよな。


唯一、心許せる男友達だから………


相談とか、乗って貰おうか。


「1年よろしく、勇」


オレは軽く笑って、勇に言った。
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