マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
相ケ瀬に囁かれた言葉で、3人の怪しい言動の意味が分かった。


―――そうゆう事ですか。


ならオレは、お言葉に甘えさせて頂きます。


「留、留雨、ごゆっくりって……//////――――…連右!?」


赤くなってる紀香の手を再び握り、オレは4人の方を向く。


「じゃあオレ達、ここにいるわ♪」


満面の笑みで言った。


「アラ、そうですか!!」


「では私達は教室に戻りましょうか!」


「連右、福田、じゃあな!!」


「そんじゃ」


ニヤニヤ顔の3人と冷静顔の1人は、次々と屋上から出て行った。
< 375 / 424 >

この作品をシェア

pagetop