マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
私が女の子に連右とつき合ってるなんてバレたら――――って心配してたのを、連右は察知してくれた。


なので、信頼出来る人以外には言わないでいる。


申し訳なくて謝ったら、『気にすんな。お前はオレのワガママ聞いてくれたんだから』って言ってくれた連右。


嬉しさで私、また涙腺崩壊しちゃいました…………


「どこ行くの?」


私は相変わらず帽子着用しててもカッコイイ連右に聞く。


「まずはハンバーグ屋で昼飯。アニキの大学の近くにウマイ専門店、あるんだよ」


連右の言葉に、耳がピクッと反応。


ハンバーグ!?
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