マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「フッ……付いてるって」


連右が腕を伸ばして、指で私の口のちょっと横を触った。


キャアアア…///


そのまま連右がペロッと私の顔に付いてたハンバーグ食べちゃったから、更に私は赤くなる。


「ん、ウマイ♪」


「ゴフッ……」


飲んでた水を、吹き出しそうになった。


連右………つき合い出してから、優しくなったんだよね。


前も優しかったけど、何か……「甘さ」が増したってゆーか………


“友達同士”の優しさじゃなく、“恋人同士”の優しさって感じになった。


口に出して言えないけど―――…嬉しい。
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