マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
『次は新入生代表の言葉です。新入生代表、幹居 連右』


とうとうオレの出番がやって来た。


「ハイ」


言われた通り返事をして、ステージに行こうとしたが……


「「「「キャーーーーッ!!」」」」


「ウソ!メッチャカッコよくない!?あの新入生!!」


「アレで入試トップだったの!?スゴーーイ!!」


返事をした瞬間女子が騒ぎだし、先輩まで喚きだした。


『し、静かにして下さい!!』


センセ………オレ悪く無いから、怒んないで下さいね。


女子の黄色い声が飛ぶ中、何とかステージに上がった。
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