マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「どうして……?私連右に、何にもしてないよ?」


そんな事、あるもんか。


お前はオレに、たくさんの安らぎを与えてくれたんだ。


紀香がいなかったらオレ、また小学校や中学校と似た事繰り返すだけだった。


食い止められたのは……変えられたのは………紀香がいてくれたからだ。


「イヤ…お前が気づいてないだけで、オレ何回も何回も、助けて貰ってた。感謝してる――――……本当に」


一旦紀香を離して、2人で見つめ合う。


紀香の頬は、微かに赤くなっていた。


それもカワイくてカワイくて、また抱きしめたくなる。
< 414 / 424 >

この作品をシェア

pagetop