マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「は、離れたりしないもんっ!!連右こそ私の事、途中で捨てたりしないでよ!?」


「オイ………オレ、そんなんしねぇよ」


「どうだか!連右イジワルだもの。分からないよ!!」


ちょこっと本気で言ってそうな紀香に、オレはムカッと来た。


随分と言うようになったじゃねぇか―――……紀香のクセに。


トサッ…


草むらの上に押し倒してやった。


「キャアアアアア!?退、退いてよバカァ!!//////」


「イッヤだ♪こんなアングルで紀香見るのも、悪くないしな♪」


「ホ、ホラ、イジワルだぁーーーー!!」
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