マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
代表の言葉を言い終わり、また黄色い声があがる状態で席に戻る。


たくよ……


高校生にもなって、静かに出来ないのかよ、この人達は。


オレはチロッと目を動かして、さっきの女を見た。


なんか………“ウルサイなぁ”って表情をしてる。


――――ヘェ………変わった女もいるんだな。


その時……入学式では、ただ単にそうとしか思わなかった。


………これから先、この変わった女がオレの退屈な日々を変えるなんて――――……


イヤ……


「変えてくれる」なんて―――――……


思っても、みなかった………
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