マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「じゃ連右、オレ席ここだから!!」


神蔵君が席に行った……と思ったら、夏葉の席の隣だった。


んんん~~~?


夏葉、ちょっと顔が赤くなってる様な気がする………


気のせいかな?


熱とかじゃなきゃいいけど。


暫くボーーーッと、おかしな顔赤い夏葉を見ていたら…………





「福田………さん?」


誰かに名字を呼ばれた。


私は「えっ?」と、左の席を向く。


そこには――――………




「隣、よろしくね」



爽やかーーに、にこやかーーーに笑う…………


幹居君がいた。
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