マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
勇は黙り込んだまま一言も喋らない。


いつもはこんな長く喋らない事はまず無いから、余程真剣に考えてくれてるんだな………


それから3分位経って、勇がようやく口を開いた。




「―――――連右がそんな顔で女子の話するの、初めて見た。分かった、応援するわ」



……ハハッ……


やっぱりコイツ、最高だ。


「ありがとな!!勇!!」


オレは勇の頭をグシャグシャにした。


「オワッ!バカ髪の毛グシャグシャじゃんかっ!!やめろワガママドS!!」


「ドSじゃねぇよ!!」


「そうだろ!!自覚あんだろが!」
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