マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
「皆みたく神蔵君のチーム応援しようよ夏葉!!」


女子は殆ど男子のバスケを応援してるので、スポーツしてるのは少なかった。


「え!!いいよ別にっ!!」


真っ赤な顔で反対する夏葉。


「ダ~~メ!好きなら応援しなさいよ!!」


テレが治まらない夏葉を、琴音がズルズルと男子達の所に引きずってく。


さて、応援するなら、バドミントンのラケットとか一応片づけとこ。


使ってたラケットと羽根を、箱に入れ様とした。


――――っ!!


鋭い痛みが、右手の掌を襲う。


壊れたラケットが入っていて…切ってしまったのだ。
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