マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
今幹居君私の事“お前”って呼…んだ……?


でも幹居君が女子をお前なんて呼んだの見た事無いし、聞き間違いかも…………?


「あの幹居君、今お前って言った……?」


様子を見ながら聞いてみたが――――……


ダンッ!!




………いきなり立たされたかと思いきや、壁に押し付けられた。


「ん?言ったよ?お前って。だってコレがオレの“本性”だから………さ」


私を壁に押し付け身動き出来なくした幹居君は、妖艶な笑みで顔を近づけて来る。


「ちょっ……近いよ幹居君!!離れて!!//////」


な、ななな何なの!?
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