Platinum Kingdom【完全完結】
照れ隠しでしてるだなんて、心外だよ。
私は本気でびっくりしてるし、本気で遥翔の神経疑ってるんだからね!
…と言うのも言えず、ただただ私は遥翔を睨むだけ。
『まぁまぁ、落ち着こう落ち着こう』
『落ち着いてられないよ!』
誰のせいでこうなったと思ってるの。
『てゆうか!』
『ん?』
『ちょっと、出て行ってくれるかな、遥翔サン』
着替えたいんですけど。
そういった意味を込めて、私は遥翔を少し睨む。
『なんか、更紗サン、キャラ変わってるね?』
ま、そんなところも好きだけど。
なんていう、遥翔。
…本当、よくそんな照れも無しに言えるよね。
さっきから心臓バクバク言ってるんだけど!
ドキドキ通り越してるし。
『…っもー!出て行って!』
『うお!』
私は遥翔の背中を押して、部屋から出した。