Platinum Kingdom【完全完結】
「あ…っ、貴女は相澤 更紗様でお間違いないですか?」
「…違うと言ったら?」
「あ…っ、えっと…」
「ふふ、もう逃げも隠れもしないわ。
そう、私が相澤 更紗です…けど」
「?」
「ちょっと、連絡するのはお待ちしていただいてもいいですか?」
そして私が向かったのは。
――――警察。
警察の受付みたいなところに私は向かった。
「すみません」
「はい」
「私、先日行方不明者として新聞に載った相澤 更紗ですけど、ご迷惑おかけしましたと対応していただこうとしていた方々にお伝えください」
「はい…え?!」
「では」
そう言って出て行こうとした。
…けれど。