Platinum Kingdom【完全完結】
▼旦那、浮気注意報3
遥翔もまた私の横に乗り込む。
『出せ』と遥翔が言うと車は動く。
「家出して、ごめんなさい」
「…ああ」
「暁煌や奏紗のこと、ほったらかしにして…」
「…」
「母親として、するべきことじゃなかったって、わかってる」
勿論、この家出した何日間か、呑気に寝てたり遊んでいたわけじゃない。
私なりに考えたつもりだ。
…別れた方がいいのか、はたまた、そうじゃないのか。
そして自分の気持ちは今、どうなのか。
それを一番重要視して。
そして出てきた答え。
それを私は、
「けど…私、ショックだったの」
「…」
「遥翔にもう、女として見られていないんだと思ったら」
「…は?」
「…だから、他の女の人のところに行くんでしょう?」