Platinum Kingdom【完全完結】




「そのネクタイ、いつ買ったの?」

「ああ、これはさっきお義兄さんに頂いたんだよ」

「お兄様から?」

「『俺には似合わないから』と」

「…そう」




お兄様が人にものをあげる、というのは仕事上以外だと本当に自分がお世話になった人、だとか、好きな人にしかあげないのに。

…よかったと思う自分がいた。


嬉しくなる。
少し、心配していたのだ。

お兄様に、遥翔が受け入れられているのか、って。




< 401 / 415 >

この作品をシェア

pagetop