Platinum Kingdom【完全完結】
…やっぱり高校生ぐらいの男の子って、“そういう事”をするとか、したいとか、頭のどこかにはあるのかな。
…考えただけで何だか眠気も覚めてきた。
覚醒してきたよ。
でも、
「…でも私みたいなブサイクを襲っても意味ないですよ?」
「…はぁ、出た。無自覚のパターンね」
一番質【たち】悪ぃパターンだ、と言う。
無自覚?
私が?
「…?あの、私はあまり無自覚とは言われませんが…」
「んだよ」
「私は正直言って、
彼氏とか男の免疫がないので全くそういった類【たぐい】のことはわからないんですけど…」
私はかなり真剣に言った。
…だって、もし仮にこのままお見合い話が進歩して、結婚ってなった時。
私、何もわからないんですけど!!
経験豊富そうな彼と、
彼氏皆無・無経験な私。
釣り合うわけ、ないでしょう!!
初めに言っとかないと。
『オメーそんな事言わなかったじゃねぇか』
って言われても困るし!!
…と思って私はかなり真剣に言った。
なのに。