Platinum Kingdom【完全完結】
「あのなぁ…。
俺が『襲われようが何されようが』って言ったのは、オメーが寝てから俺が他の部屋に行ってる間に誰かに入られて“襲われようが何されようが、責任取らねぇよ”って意味だよ」
そんな難しく言われたって、わからないって。
てゆうか、何?!
この慣れたような言い方は!!
…はぁ。
何だか私、とんでもない人と今話をしてる?
「大体俺はちゃんと“後”の責任くらい取るっつーの!
そんな無責任な男じゃねぇ!」
「そんなのわからないし!
遠回しで言われてもっ」
「オメー意外とバカなんだな?全国模試2位なクセして―――」
…え?何で…?
何で彼が私が全国模試2番って知ってるの?
「何で、知ってるの?」
「何で…って…、オメー、俺を全く知らねぇでこのお見合い来たのか?」
「うん…」
「はぁ!?」
「え…だって…」
知らないものは知らない。
一応、記憶力は良いほうだと自負してるし、
一度も彼とは会ったことはない。
なら…