君ニ恋シテル
――――――……
お風呂から上がった私は部屋でテレビを点け、ぼんやりしていた。
まだ余韻に浸っている状態…。
さっき松野さんから電話が入って、今日のお詫びにどこでも好きな日休んでいいよと言われたけど…断った。
今日の朝はほんとにどん底で、松野さんを恨んでしまうところだったけど…。
ある意味、松野さんが休んでくれたお陰で、ケーキ屋でてっちゃん達に会うことができた。
だから、変な話だけど、今では松野さんにはお礼を言いたいくらい感謝していた。