君ニ恋シテル
はぁー…。
あ、またため息ついちゃった。


普通の恋とは違うけど…私は今、恋してるんだよね。


ニヤニヤしたり、ぼーっとしたり、胸がぎゅうっとなったり、さっきから忙しい。

ほんとに今日は最高な日。

てっちゃんの笑顔…あの笑顔を私に向けてくれたんだよね。


…胸がキュンとなる。

「きゃあああー。」
私は枕をぎゅーっと抱きしめた。

もうどうしよう!
嬉しすぎて、テンションがヤバイよぉ!

枕を抱きしめながら、ベッドの上をゴロゴロする。



「アホか!」


えっ!


私は驚き一瞬かたまる。



あ、なんだテレビか…。
お笑い番組…。

声の正体はテレビだった。
タイミングよくテレビの中のお笑い芸人に、つっこみを入れられてしまったみたい。


アホかって言われちゃった。
ほんとにちょっとアホかも…。

でも、仕方ないよね。
どうしてもてっちゃんが頭に浮かぶんだもん。

アホだっていい。


そんな中、あの転んだ子も頭に浮かんだ。

やっぱり、かなり強烈なインパクトだったからかなぁ。
忘れられない。

また何かのイベントで会ったりして、なーんて。
< 118 / 679 >

この作品をシェア

pagetop