君ニ恋シテル
「あぁー、ほんと美味しい!
幸せー!最初は変な店って思ったけど、この店に入って正解だったね」

亜紀ちゃんはそう言いながら、幸せそうにカルボナーラを口に運ぶ。


「うん、ほんと美味しい!
こんな美味しいお店があったなんて、もっと早く知りたかったなぁ」

「だねー、でもこんなわかりづらい場所じゃね。しかも、なんか怪しいし」

「怪しい…?」

「怪しいじゃん。お客がまったくいないし、店員も無愛想だし。
変な店ってことは確かだね。
まっ、美味しいからなんでもいいけど」

怪しい、変…。
亜紀ちゃんの口から次々と出てくる言葉は、このファミレスに全部ぴったりとはまるものばかり。


だけど…
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