君ニ恋シテル
――――――――…
「あっ!…流れ星!
洋祐!今流れ星流れたよ!
見た!?」
亜紀はベランダで洋祐と電話をしていた。
「なんだぁ、見逃しちゃったか。残念」
空は満点の星空。
こんなに沢山の星を見るのは久々。
夜空にキラキラと無数の星が輝く。
キレイだなぁ…。
「ん…?何?
あはは!だから逞とはハグしてないって!」
優しい夜風が頬をかすめる。
1日の終わりの、夜の風。
風の優しさと、洋祐の声が心地いい。