君ニ恋シテル


――――――――…


優奈は一人ベランダで思い出に浸っていた。


キレイな星空だなぁ…。


「あっ!…流れ星!」

思わず独り言を発っする。

だって、流れ星なんて見るのかなり久々だったから。


って…願い事するの忘れたぁ!

うぅ…あまりにも一瞬すぎて。

あーぁ…。


あ、そうだ。

気を取り直し、私は手に持っていたピーチの缶チューハイを開けた。

プシュっといい音が響き、ピーチの香りがあふれだす。

この前発売されたばかりの新商品。

コクッと一口。

「…うんっ!美味しい」


お酒はたまに飲む程度。

なんか、お酒を飲むと大人になった気分になる。

実際20歳だし大人なんだけど、まだまだ中身は子供だもんね。
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