君ニ恋シテル
ハグ…したんだよね。
てっちゃんとハグ…。
あったかくて、優しい感覚。
体に残ってる。
………………。
あぁー、もうどうしよう!
私は思わずその場にしゃがみこんだ。
「ヤバイ…」
星空の下、小さな声で一人ポツリと呟く。
ハグのことを思いだすと、ドキドキが止まらない。
溶けちゃいそう…。
それに…
てっちゃんと何回か目が合った。
特に、目をしっかり合わせて微笑んでくれた時は、ほんとドキドキした。
「うぅー……」
しゃがんだ状態のまま、思わず声をあげる。
ヤバイ…ヤバイよ。
嬉しすぎて…。
てっちゃんがほんとに私のこと覚えてくれてたのなら、もっと嬉しい…。
そうだったらいいな…。