君ニ恋シテル
私は緑川浩二に視線を向ける。

…うわっ、キモッ。


緑川浩二はゲラゲラ笑いながら飲み物をがぶ飲みしていた。

おえっ!汚い飲みかた。

あいつマジ嫌いだし、マジ邪魔。

さっきも思いっきり睨まれたし、気分悪い。

あんな睨みくらいで怯まないっつーの。

あ、わかった。
さっき徹平くんが手振り返してくれなかったのも、絶対あいつが止めたんだ。

あー、ウザイ。
クソジジイ。


私は緑川浩二を思いっきり睨みつけた。


……………。


全然気づいてないし。

緑川浩二はこっちを見向きもしない。

ますますムカつく。



「陽花ちゃん、そろそろ休憩終わりだよ」
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