君ニ恋シテル
aquablue
「楽しみ、楽しみー!」
「亜紀ちゃんテンション高いね」
「当たり前じゃん!
だって今日はaquablue(アクアブルー)のコンサートだよ!?」
満面の笑みで話す亜紀ちゃんに、私も釣られて笑顔になる。
今私達は、今話題のバンドグループ、aquablueのコンサートへ来ていた。
亜紀ちゃんがaquablueのファンで、私も一緒に行こうと誘われていたのだ。
会場の中はグッズを買い終わり開場時間を待つファンで溢れていた。
私もとりあえずペンライトを購入。
やっぱりコンサートにペンライトはかかせないよね。
外の様子をチラッと伺うと、もう薄暗い。
「あぁー早く開場時間にならないかなぁ!超良い席だから楽しみ!」
「うん」
興奮気味に話す亜紀ちゃんの言葉に、私は笑顔で頷く。